ウソの投資話

佐賀市で「利益保証」を信じた50代男性が1950万円の投資詐欺被害 ~ 警察が警告

佐賀市

佐賀市に住む50代の男性が、SNSで知り合った女性に誘われた偽の投資話に乗って、1950万円を騙し取られるという被害が発生しました。
警察の発表によると、7月22日、男性はSNS上で投資に関心を持ち、検索中に実在する投資会社の社員を名乗る“田中”という女性と接触。彼女から「紹介する株取引は約10%の利益を確実に上げられる」と言われ、さらに「私たちと提携すれば利益を保証する」との甘い言葉に乗せられてしまいました。

その後、男性は8月6日から22日までの間、指定された口座に合計1950万円を8回に分けて振り込みました。振込先は株購入代金という名目でしたが、全て詐欺でした。男性は、5000万円の利益が出ているように見せかけた架空の投資サイトを信じ込み、利益が確実だと思い込んでいました。

しかし、10月2日、男性が“田中”に出金の意思を伝えたところ、「手数料として3300万円が必要」と要求され、不審に思い警察に相談。詐欺の被害が明るみに出たということです。

警察は「利益を保証する投資話には十分な注意を」と、改めて市民に警告しています。

マネコムのアドバイス

投資の世界で「利益保証」などという言葉が使われることは、基本的にはありえません。金融市場にはリスクがつきものであり、たとえ経験豊富なアドバイザーでも将来の利益を保証することはできません。このような甘い言葉には特に注意が必要です。
マネコムからのアドバイスとしては、まず誰かから投資話を持ちかけられた場合、その投資会社やアドバイザーが本当に存在するのか、信頼できるかを徹底的に調べることが大切です。また、ネット上での投資の勧誘には特に慎重になるべきです。短期間で大きな利益を上げるという話には疑いの目を向け、リスクとリターンについて十分理解した上で投資を行いましょう。