SNSを利用して恋愛感情を利用し、金銭を騙し取る「ロマンス詐欺」による被害が続出しています。大阪府内に住む60代の自営業男性は、SNSで知り合った「中村恵美」と名乗る女性、そして彼女の指導者を称する「中国人経済学者の楊賢」という人物から、ネットショップ事業への投資を持ちかけられ、合計1億1360万円を失ったことが明らかになりました。
警察の調査によると、男性は6月から8月にかけて、指定された口座に26回に分けて巨額の資金を振り込んでいたとのことです。投資話はネットショップ経営の成功を約束する内容でしたが、結果として詐欺であったことが判明しました。
さらに、大阪府内に住む別の60代の男性も、総務省や警視庁の警察官を名乗る人物から電話を受け、「あなたの携帯が詐欺に使われている」と脅され、指定された口座に5回に分けて総額3870万円を送金する被害に遭いました。この事件では、男性は検察官や警察官を名乗る複数の人物とやりとりを行い、最終的に詐欺に巻き込まれました。
警察は、これらの事案を詐欺事件として捜査を続けています。