なりすまし

沖縄で80代女性からキャッシュカードを騙し取る詐欺|3人が逮捕され、過去にも逮捕歴

豊見城市でなりすまし詐欺

沖縄県豊見城市に住む80代の女性が、キャッシュカードを騙し取られ、現金70万円を引き出されるという特殊詐欺事件が発生し、3人の容疑者が逮捕されました。

逮捕されたのは、糸満市に住む32歳の上里玲美容疑者、26歳の神谷魁容疑者、そして18歳の未成年の男性です。警察の発表によると、彼らは2024年8月下旬、役場職員を名乗る人物と共謀し、80代の女性からキャッシュカード2枚を騙し取った後、ATMで現金70万円を引き出した疑いが持たれています。

詐欺の手口は、まず女性に役場職員を装った電話をかけ、「保険料の払い戻しがあるが、9月からキャッシュカードが使えなくなるため、手続きをするためにカードを受け取りに行く」と偽りの説明をしました。その後、3人は銀行職員を名乗り、女性の自宅を訪れてキャッシュカードを受け取りました。

3人はこの手口で現金を引き出す「受け子」「出し子」とされており、既に9月にも同様の特殊詐欺を行ったとして逮捕されていました。警察は現在も、共犯者の有無やさらなる犯行の可能性について捜査を進めています。

警察は、詐欺の手口が巧妙化していることから、不審な電話を受けた際には一人で判断せず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。

マネコムのアドバイス

特殊詐欺は、特に高齢者をターゲットにした巧妙な手口が多く、今回のように役場職員や銀行職員を名乗ってキャッシュカードを直接受け取るという詐欺が増えています。詐欺師たちは、正式な手続きが必要であるかのように装い、被害者を信用させる手段を駆使します。

マネコムからのアドバイスとして、以下の点に注意しましょう:

  • 電話で個人情報を要求されたり、キャッシュカードを直接受け取りに来るといった連絡があった場合は、すぐに警察に相談することが重要です。公的機関や金融機関が電話で金銭やカードのやり取りを行うことはありません。
  • 家族や信頼できる人に必ず相談することが、被害を防ぐ第一歩です。一人で判断せず、少しでも不審に思ったら、警察に相談しましょう。
  • 特殊詐欺の手口はますます進化しているため、定期的に最新の手口について情報を集め、周囲の人と共有することが大切です。