ロマンス詐欺

「戦争派遣で荷物を預かって」ブラジル人医師を名乗る詐欺で37歳女性が1千万円被害【滋賀県警】

滋賀県警近江八幡署

滋賀県警近江八幡署は、SNSを通じて知り合った外国籍の医師を装った詐欺師に、1千万円をだまし取られたとして、滋賀県近江八幡市在住の37歳の介護職員の女性が被害を受けたことを発表しました。警察は、この事件を「ロマンス詐欺」として捜査しています。

被害女性は、2024年9月22日に交流サイト(SNS)アプリで「ブラジル人医師」を名乗る男と知り合い、LINEでやり取りを始めました。やがて男は「戦争中の国に派遣される予定で、その間に荷物を預かってほしい」と告げ、信頼を築こうとしました。

その後、配送業者を装った別の人物が現れ、「荷物を受け取るには手数料が必要だ」と言い、指定された口座への振り込みを要求。女性はこれを信じ、10月6日までの間に4回にわたり、合計で1千万円を振り込みました。

警察は、詐欺グループによる組織的な犯行とみて捜査を進めています。ロマンス詐欺の手口が巧妙化しており、警察は引き続き注意を呼びかけています。

マネコムのアドバイス

ロマンス詐欺は、被害者の感情を巧みに操作して信頼を得た後、金銭をだまし取る非常に巧妙な手口です。今回のように、「荷物を預かる」や「手数料が必要」といったシナリオで金銭を要求される場合は、詐欺の可能性が高いです。

  • 見知らぬ相手との金銭のやり取りは避ける:たとえ信頼関係が築けているように感じても、実際に会ったことがない相手との金銭のやり取りは非常に危険です。
  • 第三者に相談する:不安を感じたら、まずは家族や友人、または警察に相談して冷静な判断を求めましょう。
  • 振り込みを急がない:詐欺師は「早急に」と急かすことが多いため、焦らず慎重に行動することが重要です。