ロマンス詐欺

SNSロマンス詐欺で2153万円被害|マッチングアプリで知り合った相手は夫婦だった【埼玉県警】

ロマンス詐欺

埼玉県警の組織犯罪対策課と深谷署は、SNSを通じて女性から2153万円をだまし取った疑いで、中国籍の夫婦を逮捕しました。40代の女性がマッチングアプリで知り合ったドイツ人を名乗る相手に恋愛感情を抱き、投資を勧められて大金を失った事件です。

調理師の女性(当時40歳)は、昨年5月、ドイツ人を名乗る人物とマッチングアプリで知り合い、「あなたに会えて幸運です」などの言葉に心を奪われました。その後、外国為替投資プロジェクトへの投資を持ちかけられ、インターネットバンキングを通じて、指定された10口座に合計2153万円を振り込みました。

投資の利益が振り込まれないことを不審に思い、女性は警察に相談。捜査が進む中、夫婦は東京都中野区内の金融機関で引き出しを行った「出し子」として、防犯カメラ映像から特定されました。夫婦は「関与していない」「両替しただけ」と容疑を否認していますが、警察は余罪があるとみてさらに調査を進めています。

この詐欺事件では、ドイツ人に成りすました共犯者もいるとされ、SNS型ロマンス詐欺の手口がますます巧妙化していることが明らかになりました。

マネコムのアドバイス

ロマンス詐欺は、感情に訴えかけてお金をだまし取る巧妙な手口です。今回のように、外国人や投資話で急いでお金を振り込むよう促されるケースは詐欺の可能性が高いです。

  • マッチングアプリやSNSで知り合った相手に対して、お金の話を持ち出されたら慎重に行動する。特に、会ったことのない相手に対して投資や金銭のやり取りを求められた場合は、必ず家族や友人に相談しましょう。
  • 不審な取引を要求された場合、即座に警察に相談する。早期に対応すれば、被害を最小限に抑えることができるかもしれません。
  • 多額の送金を求められた場合、冷静になることが重要です。詐欺師は急いで決断させることが多いので、必ず時間をかけて慎重に判断しましょう。