なりすまし

福島市でなりすまし詐欺、マレーシア国籍の男が1300万円詐取の疑いで再逮捕|80代女性が被害

福島市

福島市で、80代の女性から現金1300万円をだまし取ったとして、福島署は20日、マレーシア国籍の男(24)を再逮捕しました。この男は自称調理師で、住所不定。7月末から9月にかけて他の人物と共謀し、なりすまし詐欺を実行した疑いが持たれています。

詐欺の手口

この事件では、男は警察官や他の公的な人物を装い、80代の女性に電話をかけました。電話の中で、「暴力団を逮捕した際に、あなた名義の口座が発見された」「口座にあるお金を全て引き出して保管する必要がある」と偽り、女性に現金を自宅の玄関に置かせました。その結果、女性は引き出した1300万円を詐取されました。

さらに別の詐欺事件

この男は9月30日にも、別の80代女性から850万円をだまし取ったとして逮捕されており、今回の再逮捕に至っています。福島市では他にも似たような詐欺事件が報告されており、警察はこの男の他の関連事件についても捜査を進めています。

マネコムのアドバイス

今回の事件から学べる重要な教訓は次の通りです:

  • 警察や公的機関が現金を保管させるよう指示することはありません。不審な電話を受けた際は、必ず家族や信頼できる人物に相談し、すぐに警察に通報しましょう。
  • 「口座に問題がある」といった内容の電話やメールは詐欺の可能性が高いです。口座や金銭に関する重要な情報は、必ず自分で金融機関に直接確認するようにしましょう。
  • 詐欺は特に高齢者を狙います。家族や地域の方々に警戒を呼びかけ、周りと情報を共有することが被害防止に繋がります。