高知県高知市に住む20代の男性が、TikTokで見つけた「広告を書いて稼ぐ仕事」を装った副業詐欺で、約420万円をだまし取られたことが判明しました。県警によると、事件は今月15日に発覚しました。
男性はTikTokで「広告を書いて閲覧数に応じて報酬が発生する」という内容の広告をタップし、LINEアカウント「アップル44」に登録。その後、ミギと名乗る人物から電話で「600万円を投資すれば、700万円の収益を得られる」というプランに誘導されました。さらに、「もし収益が700万円に届かなくても、差額は当店が補填する」という甘い言葉に誘われ、男性はサービス利用料としてまず5万円を送金しました。
しかし、その後「副業プランを破棄するには600万円の6割を支払う必要がある」と別の男から脅迫めいたメッセージが届き、男性はさらに415万円を複数回にわたり送金。最終的に合計420万円が詐欺グループにだまし取られました。
副業を名目にした詐欺は今年8月から急増しており、高知県警は「携帯電話からの副業話は詐欺の可能性が高い」として、注意を呼びかけています。