ウソの投資話

SNS投資詐欺で約640万円被害|釧路市の60代男性が「アプリのレベル95」の罠に

釧路市

またしてもSNSを通じた投資詐欺が発生しました。今回の被害者は、釧路市に住む60代の男性。SNSで知り合った人物から暗号資産の投資話を持ちかけられ、約640万円をだまし取られるという被害が明らかになりました。

手口の詳細

被害が始まったのは先月6日。男性はSNS上で日本人女性を名乗る人物からフォローされ、その後、暗号資産投資アプリのURLが送られてきました。興味を持った男性は、そのアプリをインストールし、指示通りに最初の120万円を2回に分けて振り込みました。

数日後、アプリを確認すると利益が出ているように表示され、男性の口座には1万4000円が振り込まれました。これで安心した男性は、さらに引き出そうと試みましたが、今度は手数料を求められ、3回に分けて300万円を振り込んでしまいました。

「アプリのレベル95」詐欺の罠

その後、さらに儲けを引き出そうとした男性は、「アプリのレベルが95にならないと引き出しできない」との説明を受けました。レベルを上げるためには投資額を増やす必要があると言われ、男性はさらに210万円を振り込む羽目に。レベルは95になったものの、口座には何も振り込まれず、再び手数料を要求されたことで、ようやく不審に思い警察に相談。事件が発覚しました。

合計で男性は640万円を失い、警察はこの詐欺の手口について警戒を呼びかけています。

マネコムのアドバイス

今回の詐欺事件から学べる教訓は以下の通りです:

  • SNSで知り合った人物からの投資話は疑うことが必要です。見知らぬ人からの投資提案はほぼ詐欺だと考えて間違いありません。
  • 不自然な「アプリのレベル」や「手数料」には注意を払いましょう。本物の投資や金融取引では、レベルを上げるために追加の支払いを求めることはありません。
  • 少しでも不安を感じたら、すぐに警察や金融機関に相談を。詐欺の手口はどんどん巧妙になっていますが、落ち着いて専門家に確認することで防げることが多いです。