なりすまし

検事を名乗る男に3500万円詐取|大分市で発生した史上最大のオレオレ詐欺

大分市

2024年8月から9月にかけて、大分市に住む60歳代の女性が、電話で現金約3500万円を詐取される詐欺被害に遭いました。この詐欺は、警察官や検事を名乗る複数の人物が関与しており、大分県内では過去最高の被害額となっています。

詐欺の手口詳細:
事件は、8月下旬に警察官を名乗る男から女性に「暴力団を逮捕した際に、あなた名義の通帳が見つかった」という電話があったことから始まりました。その後、検事を名乗る別の男が電話をかけてきて、「あなたの口座にあるお金を守るため、家のポスト下に現金を置いておくように」と指示しました。女性は不安に駆られ、9月上旬から中旬にかけて、自宅のポスト下に合計約3300万円を置き、何者かに持ち去られました。

さらに、その後も詐欺は続きました。警察官を名乗る男が再び電話をかけ、「電話料金を立て替えた」などと嘘をつき、10回にわたって女性に合計約200万円を指定された口座に振り込ませました。最終的に、女性が男たちと連絡が取れなくなったため、詐欺に気づき、警察に相談して事件が発覚しました。

マネコムのアドバイス

今回の事件のように、警察官や検事を名乗る電話が突然かかってきて、お金の話を持ちかけられた場合、それが詐欺である可能性が非常に高いです。警察や検察が市民に直接現金を要求することは一切ありません。不審な電話があれば、すぐに家族や信頼できる人に相談し、警察に通報してください。詐欺の手口は年々巧妙化しているため、常に疑いを持つことが大切です。