なりすまし

警察官を名乗る男から電話で130万円を詐取|共犯者として口座調査と偽装【甲府市】

甲府市

10月7日、甲府市に住む60代の女性看護師が、警察を名乗る男からの電話により、現金130万円をだまし取られる詐欺被害に遭いました。この詐欺事件は、女性に「犯人を逮捕したところ、あなた名義のキャッシュカードが見つかった」と伝え、共犯者として捜査する必要があると恐怖心を煽り、口座の現金を調べるためにお金を振り込むよう指示したものです。

女性は大阪府警を名乗る男から「指定した口座に現金を振り込んで欲しい。お金は翌日返す」と言われ、大阪まで行けないと伝えると、LINEで逮捕状の画像が送られました。さらに検事を名乗る別の男からもLINE電話で即座に現金を振り込むよう強く促され、女性は金融機関のATMで130万円を送金してしまいました。

送金後、不審に感じた女性が大阪府警に確認したところ、この電話が詐欺であることが判明。警察は、女性の恐怖心を巧みに利用した巧妙な詐欺手口に注意を呼びかけています。

マネコムのアドバイス

今回のような詐欺手口は、恐怖を利用して被害者を急かし、冷静な判断を奪うことが多いです。以下の点に注意しましょう:

  • 公的機関が口座調査や現金振込を要求することはありません。現金振り込みや口座情報の提供を求められたら、詐欺の可能性が高いです。
  • 公式な逮捕状や警察からの連絡であれば、必ず正式な書面や確認のための手順があります。電話やLINEなどで突然要求された場合は、すぐに応じず、家族や友人に相談するか警察に確認しましょう。
  • 不安を感じたらすぐに警察に通報することが最善です。詐欺の手口は巧妙化しているため、一人で判断せず、専門機関に相談することで被害を防ぐことができます。