なりすまし

82歳男性が「口座差し押さえ」詐欺被害に遭い1300万円失う|千葉・袖ケ浦

銀行口座差し押さえ

千葉県袖ケ浦市で、82歳の男性が電話詐欺の被害に遭い、約1300万円相当の現金や電子マネーを騙し取られる事件が発生しました。木更津警察署によると、詐欺の手口は息子を名乗る男からの電話で始まり、株式の配当金に関する未払い税を理由に、男性の銀行口座が差し押さえられたという嘘の話を持ちかけられました。

詐欺師たちは、男性に「未払い税をすぐに納めないと、さらなる問題が発生する」と脅し、現金の送金や電子マネーカードの購入を指示しました。男性は彼らの指示通り、指定された住所に現金を送付し、コンビニで購入した電子マネーカードのコード番号を伝えたことで、被害が拡大してしまいました。

幸いにも、男性の親戚がこの状況を不審に感じ、詐欺だと気付き警察に相談。事件が発覚しました。警察は引き続き調査を進め、詐欺グループの背後を追及しています。

マネコムのアドバイス

このような詐欺では、差し迫った状況を装って冷静な判断を奪おうとします。今回のケースのように、「口座の差し押さえ」や「税金の未払い」を口実にして高齢者を脅迫する手口は非常に巧妙です。特に家族を名乗る電話には、すぐに対応せず、まずは本物の家族に直接連絡を取って確認することが大切です。

マネコムからのアドバイスとしては、見知らぬ相手からの電話でお金の話が出た場合や、家族に関する急な金銭的問題を持ち出された場合には、一度冷静になり、周囲の家族や警察に相談することが最も重要です。また、電子マネーを要求される場合は、ほぼ間違いなく詐欺であるため、決して応じないようにしましょう。こうした手口の詐欺被害を防ぐためには、日頃から詐欺についての情報を周囲と共有することが肝要です。